満員電車から学んだこと
学び
気づき
これは今日(12/6)の帰り道のことだった。自分が乗るひとつ前の電車で、私服姿の20代と思われる人とスーツ姿の50代と思われる人が喧嘩していた(自分が見ていた範囲では、互いに1回ずつ、出発前のすごく混んでいる電車内で蹴り合っていた)。イライラしながら押し合っている人や、叩き合っている人を見たことはあった気がするが、電車内で蹴り合っている人は初めて見た。いざこざが起きた原因はよく覚えていないが、大した理由ではなかったように思う。社会人の人は自分のため、家族のため、あるいは日本人のために働いているだろうし、20代と思われる人はまだ社会人ではないかもしれないが、きっと忙しい毎日を送っていることだろう。ただの大学生である自分でさえ、課題や復習、グループワークに追われてストレスを感じながら生活している。それに満員電車はとても気を使うし、体力も奪われるので、なおさらのことだと思う。でも、さすがに自分が見知らぬ人を蹴った経験はないので、他人事だと家に帰るまでは思っていた。
家に帰ると、弟が夕食を食べていた。今日は金曜日で疲れていたせいか、エビのように腰を曲げて食べていた。姿勢が悪いと行儀が悪いし、背骨にも良くないと思い、“普通に”「姿勢が悪いよ」と言った。すると弟は、お腹を突き出すような感じで過剰に姿勢を正した。なので、“普通に”「やりすぎだよ」と言った。するとようやく弟は自然な姿勢で良い状態になった。
後で母親と話していたら、「八つ当たりしているように見えた」と言われた。自分では普通に言ったつもりだったのに、どうやら強い口調でいちゃもんをつけているように聞こえたらしい。
私はもともと、新しい人間関係を構築するのがとても苦手で、他の人が歩み寄ってくれるのを待つばかりだった。大学に入ってから、授業中のグループワークが増えたことに加え、社会に出る日が目に見えて近づいている危機感を覚え、社会性を磨こうと決心した。同じ言葉を言われても、人によって受ける印象が違うから、人間関係は難しいと思っていたが、最近、ストレスを抱えているとその人の性格に関係なく、悪態をついてしまうことがあると気づくようになった。
人間関係で失敗するのは避けられない。しかし、避ける努力はできる。行動する前に一度立ち止まって考えたり、頭が働かない夜には行動を控えたりすれば、失敗を減らせる。それでも失敗することがあるだろう。そのときは、最後は真摯に謝る。それに尽きると思う。