北に行きたいなら、大体北に行けていればいい
学び
気づき
今回は
目標を持つことについて
自身の行動を振り返る際について
「成果を出す」ということについて
ロールモデルについて
といったテーマに関連したことを綴る。就活生も見るかもなので先に言っておくが、ここに書いてあることを就活で参考にするのは注意してほしい。以下には、「目標はなくてもいい」と捉えられるような綴りをしている箇所があるが、就活で目標がないなんて答えをしたらおそらく落ちるので、そこは気をつけてね。相談は僕でよければいくらでものります😇
自分が尊敬する技術本部部長と最後の1on1
私は最終面接でその場合格をいただいたのだが、その人は自分が今内定者バイトをしている事業部のトップの方だ。2024年をもって別の道に行くらしく、最後に1on1をしてもらった。私は当時周りに比べて技術力がないと思っていた、それでも自分のポテンシャルを高く評価していただいた。自分のキャリアの選択となる人物でもあったので、正直めちゃくちゃ悲しいが、恩返しできるように頑張る。
ロールモデルも具体的な目標も持っていない
「新卒時から目標を常に持っていましたか?」という質問に対して、その方は「No」だった。むしろ目標を持ったことがないらしい。ロールモデルもいなかったと。こんなにすごい人でも持っていないのかと驚いた。
いつも通り急に画面共有を始め、「フォーキャスティング」「バックキャスティング」(https://shikaku-kaigi.jp/pickup/backcasting/) について話し始めた。
簡単にいうと、フォーキャスティングは常に目の前で成果を出すことにこだわること、バッグキャスティングは目標を決めそこから逆算することだ。
その方は前者、つまりフォーキャスティングでここまできたとお話された。
方向性さえ間違わなければいい
いかんせん、完全に目標が0だったわけでもない、方向性として自分が成りたいものを持つことはとても立派なことだとおっしゃっていた。
「大事なのは、真逆に行かないこと。自分が北に行きたいなら、大体北に行けていればいいお話で、南の方向に行っていなければそれでいい。進む方向をガチガチに意識しても深く考えてしまうだけ。何か中心になってリードしたいなら、その方向に対して必要な要素を今掴もうとしていればそれで十分」
抽象はあるが、具体的な目標がないことに対して不安を抱いていたのでとてもいいことを聞けた。
私はエンジニアリングを通じていずれはどこかでリードしていく存在になりたいという目標がある。それがチームのリーダーなのか、エンジニアリングマネージャーなのか、プロダクトマネージャーなのか、CTOなのかCEOなのかはわからない。
エンジニアとして成果を出すことや目の前のことに集中して課題解決していくことは、信頼を得ることに繋がるが、「リードしていく」ために「信頼」はとても必要な要素で、方向として合っているということだ。自分にはぴったりな助言をもらうことができてよかった。
ロールモデルはいないが、リファレンスモデルはいた
その方がそのMTGの場で作った単語。「リファレンスモデル」。
要はその人の考え方を参考にしたり、何かに迷ったとき頭の回転にその人を入れて、「あの人ならどういう選択をするだろうな」「あの人ならなんて言うだろうな」と考えることだ。その方はこのパターンならあると言っていたが、私もまさに今までずっとこれだった。迷った時は自分が尊敬する人ならどう言うか、どういう選択をするかを想像し、意思決定をすることはよくあったし、そのおかげで今の自分がある。ロールモデルが結局何かよくわからないが、これならあった。リファレンスモデル。いい名前。
いろんな人に、「ロールモデルは持ったほうがいいよ」と言ってしまったが、そう言っている自分はロールモデルではなくリファレンンスモデルを持っていただけなのかなあと思った。定義づけが難しい。
期待値✖️強みで成果を出す
「社内で成果を出したいが、先輩社員と比べ技術力がカスなので不安です」
と相談した。成果を出すために意識することはあるかと聞いた。
「良い機会だからこれだけは言っておきたい。事業で求められていることと自分の強みを把握し、重なる部分にコミットするべき」と言う助言をいただいた。続けて
「「成果を出すこと」とはどういうことかを知っておいたほうがいい。私はマネジメントが得意だが、好きなのは技術。コードを書くことが楽しい。でも事業でマネジメントをしてほしいと頼まれたら私はマネジメントにフルコミットする」
いろんな捉え方ができるが、「努力の方向だけは間違えるな。自分が期待されていることの範囲内でまずは最大の成果を出すことが、「成果を出す」ということだぞ」という風に私には聞こえた。し、それを伝えたかったんだろうなと思った。
「チームでOSSにコントリビュートを沢山するgeekな社員がいたが、事業にそれは求められていないので評価もされにくい」と言っていたが、わかりやすい例だ。
Next Action
もう言い飽きたが、抽象の目標を持つくらいにしてこれからは目の前のことを精一杯120%で頑張る。
最近自分の勉強法や行動に疑問を持つこともあるが、それが直接的に成果につながるかどうかなんて考えたところで仕方がないし、その場で正解なんて絶対に出ない。
総じて、自分の選択に後悔したことは一ミリたりともないので、自信を持って胸を張ってこれからも頑張っていきます